「よっしゃぁ!」


体育館中にその声が響いた。


ゆうきさんが同点ゴールを決めた時だった。



「もっくんと愉快な仲間たち」チームが二戦二勝で迎えた第三戦、1−2で相手チームがリード。


残り30秒をきったところでゴール正面にいたゆうきさんにボールが渡る。


ゆうきさんとゴール左隅に一筋の光が見える。


その光を遮断させようと相手DF二人が左右から足を伸ばす。




「やっぱ試合はいいよね、緊張感があるから怪我する気がせんもん」


試合後のコメントでゆうきさんが語った。


練習では幾度の怪我に悩まされてきた。


腫れあがった右足首の周りにテーピングを巻いて臨んだこの一戦。


その右足を大きく振りきった直後にゴールネットが揺れる。


もっくんと愉快な仲間たちが待ち望んだ瞬間だ。


この試合、引き分けで価値ある勝ち点1を獲得した。




しかしその後の試合で強豪チーム相手に苦戦を強いられ、もっくんと愉快な仲間たちは3勝2敗1分けで決勝トーナメント進出はならなかった。



終戦終了後のチーム全員の表情から『悔しい』の一言が伝わってくるのが印象的だった。

























とまぁ、たまにはこんなドキュメント的な感じの日記もありかなってことで。


以上西野がお送りしました。

次回は祐輔、頼むわ。